お客様本位の業務運営に関する方針

積水ハウス・アセットマネジメント株式会社(以下、「当社」といいます。)は、積水ハウス・リート投資法人より資産運用にかかる業務を受託する資産運用会社として、金融庁が策定した「顧客本位の業務運営に関する原則」(2017年3月30日公表、2021年1月15日改定。以下「本原則」といいます。)を採択し、その取組方針(以下「本方針」といいます。)を以下のとおり定めています。

※当社は、積水ハウス・リート投資法人の資産運用に係る投資運用業のみを営んでいることから、本方針において本原則5(注1) (注2)(注4)、及び本原則6(注1)(注2) (注3) (注4)に対応する金融商品・サービスの販売・推奨等や金融商品の組成に関する方針は定めておりません。

方針1. お客様本位の業務運営に関する方針の策定・公表等

当社が属する積水ハウスグループは、企業理念として、根本哲学を「人間愛」、基本姿勢を「真実・信頼」、目標を「最高の品質と技術」、事業の意義を「人間性豊かな住まいと環境の創造」に据えています。
根本哲学である「人間愛」とは、「人間は夫々かけがえのない貴重な存在であると云う認識の下に、相手の幸せを願いその喜びを我が喜びとする奉仕の心を以て何事も誠実に実践する事」であり、積水ハウスグループは、この「人間愛」に根差し、「真実・信頼」を旨として、「最高の品質と技術」の提供を通して、「人間性豊かな住まいと環境の創造」という使命を担ってまいります。
当社は、積水ハウスグループの一員として、上記の企業理念に則り、お客様本位すなわち積水ハウス・リート投資法人及び同法人の投資主様本位の業務運営を実現するための方針を策定・公表するとともに、定期的に取組状況や取組成果を確認し、必要に応じて当該方針を見直すことで、より良い業務運営を追求してまいります。

<取組状況>
当社の本方針の策定・改定に関する公表状況は以下のとおりです。

本方針の策定 2017年10月 策定・公表
本方針の改定 2021年6月 改定・公表(前回改定2018年5月)

方針2. お客様の最善の利益の追求

当社は、積水ハウス・リート投資法人の資産運用会社として誠実・公正に業務を行い、スポンサーである積水ハウス株式会社(以下、「積水ハウス」といいます。)の不動産開発力及び運営力等、積水ハウスグループの専門性を最大限に活用した資産運用により中長期にわたる安定した収益の確保と運用資産の着実な成長を目指し、積水ハウス・リート投資法人及び同法人の投資主様の最善の利益を図るよう努めてまいります。
また、当社は、こうした業務運営が企業文化として定着するようコンプライアンスの徹底を経営の最重要課題として認識し積極的かつ不断に取り組んでまいります。

<取組状況>
積水ハウス・リート投資法人の分配金・ポートフォリオの状況等は、以下をご参照ください。

方針3. 利益相反の適切な管理

当社は、スポンサーである積水ハウスを中核企業とする積水ハウスグループの多様なサポートを成長戦略に最大限に活用していくことで、投資主価値を最大化することを目指しますが、一方で、積水ハウスグループと積水ハウス・リート投資法人との利益相反により投資主利益を損なうことがないよう努めてまいります。
具体的には、当社は「利害関係者取引規程」を定め、法令に基づく利害関係人等の範囲よりも広く定義した利害関係者との取引について、第三者性を確保したガバナンス体制の構築や、積水ハウス・リート投資法人の投資主様と積水ハウスの利益の一致を図る取組みを採用することで、利益相反が生じるリスクを適切に管理いたします。

<取組状況>
積水ハウス・リート投資法人との利益相反取引の適切な管理に関する取組みは、以下のとおりです。

方針4. 手数料等の明確化

当社は、積水ハウス・リート投資法人より委託を受け資産運用に係る一切の業務を行っており、その対価として積水ハウス・リート投資法人から運用報酬を受領しております。当社は、投資主利益を重視する観点から積水ハウス・リート投資法人の投資口価格及び一口当たり分配可能金額に連動する運用報酬体系を採用し、対価に見合った資産運用業務の遂行により投資主価値の最大化に努めるとともに、その対価の内容や金額について有価証券報告書等において適切に情報提供してまいります。
また、積水ハウス・リート投資法人がその他業務の外部委託先へ支払う手数料の内容についても、高い透明性を保つべく有価証券報告書等において適切に開示いたします。

<取組状況>
積水ハウス・リート投資法人が支払う手数料等の明確化に関する取組みは、以下のとおりです。

方針5. 重要な情報の分かりやすい提供

当社は、積水ハウス・リート投資法人の投資判断上重要と考えられる情報を積極的に開示するものといたします。また、情報の透明性及び分かりやすさに配慮し、法定開示以外の情報開示についても、迅速、正確かつ公平な情報開示に努めてまいります。
また、当社は、積水ハウス・リート投資法人の投資主様をはじめとする投資家の皆様が安心して取引できるよう、専門的な見解を積極的に取り入れ、より一層の開示情報の正確さを追及するとともに、情報開示ルールの整備を行い有用な情報を集約・開示できる体制を構築いたします。

<取組状況>
積水ハウス・リート投資法人の重要情報の開示に関する取組みは、以下をご参照ください。

方針6. お客様にふさわしいサービスの提供

当社は、積水ハウス・リート投資法人の投資主様のニーズを的確に把握することに努め、全てのステークホルダーと共に発展することで、積水ハウス・リート投資法人の持続的な成長による投資主価値の最大化を目指してまいります。
また、積水ハウス・リート投資法人の資産運用を通じて、安全・安心・快適で豊かな環境に配慮した質の高い社会資本となる不動産を提供してまいります。
そして、ESG(環境・社会・ガバナンス)戦略を通じて社会課題への取組みを積極的に推進してまいります。
当社は、こうした運用状況を分かりやすくお伝えできるよう、積水ハウス・リート投資法人の投資主様をはじめとする投資家の皆様に対して積極的な情報提供を行ってまいります。

<取組状況>
積水ハウス・リート投資法人の投資主様のニーズを意識した資産運用に関する取組みは、以下をご参照ください。

方針7. 従業員に対する適切な動機づけの枠組み等

当社が属する積水ハウスグループでは、企業理念・行動規範を掲載した小冊子の作成、毎年実施する企業倫理月間の取組み等を通じて、コンプライアンスの徹底と推進を図っています。さらに、毎年、全従業員を対象として「ガバナンス意識調査」を実施し、企業倫理意識や職場環境等の現状を把握し、組織単位での意見交換の機会を設けながら、よりよい職場風土づくりに注力しています。さらに、当社においては、常に積水ハウス・リート投資法人及び同法人の投資主様の最善の利益を追求して行動するよう、社内教育、研修等を通じて従業員に対し適切な動機づけを行い、お客様本位の業務運営が企業文化として定着するよう努めてまいります。

<取組状況>
当社の社内研修及び専門資格の取得等に関する取組みは、以下をご参照ください。